一部の大企業はコロナ禍前の業績を達成しており日本は景気を回復しつつある中で、
米国の銀行(シリコンバレー銀行)の経営破綻に前後して米国株式市場が大幅下落した。
この短期間に円高に振れ今日は日本の株式市場も下落した。
株式市場の平均株価の上昇下落が中小企業の業績に直接影響を及ぼすものではないが、日本の銀行の業績次第では中小企業経営が左右される。
銀行も預金資産を証券市場で運用している。
株式市場が下落すれば、銀行の資産価値が下がる。
銀行本来の業務である融資では、米国の融資先が経営破綻すれば不良債権になる。
今回、2008年のリーマンショックの再来とならないよう米国政府が早め早めに手を打っているので大事に至らないと思うが、多少なりとも影響が出る。
中小企業経営の打撃となるのが貸し渋りと貸しはがしである。
リーマンショックの前は日本の景気は良好で、中小企業にも貯えがあった。
今般、大企業の業績回復とは裏腹にコロナ禍のダメージが続いていて余力(貯え)がない。
取引先金融機関とは今から密に連絡を取って、融資に関する兆候を把握されたい。