新年度が始まりました。
今日は四月馬鹿、エイプリルフールですが、事業者として私は嘘に騙されないよう気引き締めるきっかけとします。
例えばIT導入補助金制度では「IT導入支援事業者」でない事業者への警戒を呼び掛けています。
IT導入補助金は中小企業のデジタル化を推進する制度で、会計ソフトなど業務ソフトと一緒に導入するならレジやPCにも3/4~2/3の補助金が受けられます。
タッチ画面でなく非接触型の画面による受付、会計システム、3DプリンターやCADといった高度な情報システムの導入にも補助金がつきます。
「IT導入支援事業者」でない事業者は「IT導入支援事業者」として登録する際の誓約を交わしていないので、不正をやりたい放題です。
この悪質な事業者は「IT導入補助金」が受けられるとの誘い文句で不適切な導入計画を実施させます。
補助金申請しても、登録されてない事業者から導入した情報システムは申請を却下され、結果として全額自己負担になってしまいます。
そもそも悪質な事業者は動かない情報システム、仕事に使えない情報システムを導入させ、アフターフォローはしない、連絡が取れなくなる、といったこともあります。
「IT導入支援事業者」は公表されているので、そのリストで確認すれば悪質業者の補助金話は躱せます。
情報システムは導入して終わりでなく、仕様どおりに動作しないことが必ず発生します。
仕様を満たしていない箇所の改修などアフターフォローを迅速に対応してくれる地元かその近隣の事業者を選ぶのもIT導入成功のポイントです。